ライナスのタオル

子供の頃に手放せなかったアイツ。最近ふと手触りのよいタオルを触っていたら思い出した。毎日保育園から帰ると、一目散に走って取りに行った。
触ると気持ちよく、唇に当てると幸せになる。
毎日飽きもせず延々触っていたが、洗濯された日は最悪でゴワゴワして気持ちよくなかった。しかし数日経てば元通り、肌触りが心地よい。ボロボロに穴が開いても手放さなかったが小学生になり、いつの間にか無くても大丈夫なっていた。
今になって思うがあんなに手放せないものってこれからもないんじゃないだろうか。
あの安心感は今だったら何で得られるのだろうか。

と、唇にタオルを当てながら考えていたら嫁に汚い!と起こられた。安心するんだから仕方ないじゃん!